その古い昭和のビーズバッグ!捨てないでーーーーー!!

ビーズバッグ 終活

思わず叫んでしまいました(^_^;)みなさんこんにちは。スタッフのミニマリスト岡本です。

5月に実家に帰った際、母と一緒に和ダンスを整理していたらビーズのバッグがふたつ出てきました。もう流行ってないし、ひとつは茶色い大きなシミが付いていたので捨てました。

もう1つは綺麗だったので、まあダメ元でメルカリ・ラクマで出品してみることにしました。そしたらですね!出品して30分で売れました!50年前の昭和に流行った、財布と携帯くらいしか入らない700gもあるビーズのハンドバッグが売れたんです!

なぜ流行ってないのに売れたのか?

今時ビーズバッグを持っている人なんて見かけないし、そもそも和装用のバッグで和装の人も少ないのに誰が何のために買うのか?実は、ビーズ細工の技術の勉強・研究のために使われているようです。ビーズ細工は、大正時代の末に婦人雑誌などをきっかけに流行りはじめました。戦争中や戦後間もなくはなかなか流通しなかったでしょうが、その後ものが豊かになるにつれ、また流行が戻ってきたんでしょうね。母が持っていたビーズのバッグは、昭和42年頃のものでした。

和装が減り、ブランドのバッグが流行し、さらにいまは安価なバッグがたくさん出回ってますからビーズバッグなどのビーズ細工は、その物自体を作る職人さんが減っているようです。つまり、伝統技術として継承したい方が、昔の技術を学ぶために探しているんです。

価値のあるもの、眠っていませんか?

お母さんやおばあちゃんが使っていたものの中に、ビーズバッグなど昔の技術が使われたものは眠っていませんか?私たちの身の回りのものってどんどん「Made in Japan」が減っていますよね。押し入れの中やタンスの中にしまわれたまま、いつかゴミとして捨てられる日が来るのを待っているものたちが、こんな風に技術を受け継ぐための「資料」になる場合があるんです。

生前整理、親子ではじめてみませんか?

今年3月に祖母が95歳で亡くなりました。今、叔父と叔母が少しずつ祖母の遺品整理を始めています。祖母の好きだった藤色の着物は棺におさめましたが、入れられたのはその一着だけでしたので、他に残った着物や草履、バッグ、アクセサリーなどは分別もしなくてはいけませんし、誰が何を形見として引き継ぐかも決めなくてはいけないし、何と言っても「想い」があるのでなかなか作業がはかどらないようです。物のない子供時代を過ごした祖母ですから、かわいい猫の置物やガラスケースに入ったお人形、お守りなどなど…すべてを整理しきるまで一体どのくらいかかるのか…というところです。

遺品整理を業者に頼むという方法もありますが、業者を選んだりお金を払ったりは残された遺族がしなければなりません。業者さんも忙しいですから、伝統技術うんぬんなどを考えている間も無くすべてごみにせざるを得ないのが現状です。

これから季節も涼しくなり、お片づけがしやすくなる季節です。お母さんと一緒に、またはおばあちゃんと一緒に、元気なうちに価値あるものを価値のわかる人の手に譲り、活かせることをお話されてみてはいかがでしょうか。

CureReでは、古物も取り扱っております。どのくらいの価値があるのか値段の検討がつかない。こんなものって売れるのかしら?と思うものなどお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

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