七五三の着物にピアノ発表会のドレス、鎧兜にひな人形…子どもの思い出品が手放せない。

子どものお片づけ

CureReスタッフの市川です。

思い出の品が手放せなくて‥‥誰もが持つ悩みではないでしょうか。
着物やドレスなど高価なものは言わずもがな、鎧兜やひな人形のように、祖父母からの高価な贈り物で、なおかつ人形となると手放すハードルはかなり高くなります。

 

 

我が家の場合

 

かく言うわたし自身も、もう必要なくなった息子の羽織袴、娘の着物と被布、ピアノの発表会用ドレスを保管しています。これは、子どもたち自身の希望です。鎧兜に関しては、まだ現役で飾っていますし、ひな人形は娘に新しいものは買わず、わたしが祖父に買ってもらったものをそのまま受け継いで飾っているので、今のところ手放す予定はありません。

が、しかし、なんと2世帯住宅の我が家の物置には、夫&義弟の鎧兜と義姉のひな人形(7段飾り)がそのままおさまっているのです。これらの所有者は、義母ということになります。「もういらないよね~」といいながら、やはり手放せないようです。ちなみに、男の孫が5人いますが、みな新しい鎧兜を買ってもらっていて、女の孫はうちの娘一人で、義姉のために義祖父が買ったものをうちの娘が受け継ぐというのも変なので、わたしのひな人形を飾っています。

 

正直、物置でかなりの場所を占めているので、わたしにとっては手放したいものです。あの大きな箱の数々がなくなったら、大きなスペースが空くのに‥‥と思いはします。でも、所有者は、わたしではなく義母なのです。わたしは、アドラー心理学的な思考がベースにあるので、こういうとき、「課題の分離」を発動して、あのスペースは義母の場所であり、何を置いてあったとしても、わたしの心を動かすことはない、と自分ごととして考えないようにします。ここで、「いらないものは処分してほしいわ」なんて思い始めると、自分にとってもいいことなんてありませんからね。自分でどうしようもないことにモヤモヤするだけ、時間のむだです。

ちなみに「課題の分離」とは、「自分の課題と相手の課題を分けて考える」という概念です。同じ家の中にあるものでも、自分のモノを手放すかどうか判断するのは自分、家族のモノを手放すかどうか判断するのは、そのモノの持ち主自身である、と考えます。家族のモノを勝手に処分することはできても、その持ち主である家族が手放してもいいと思えるかどうかの感情は、本人だけがコントロールできるもの。そこを無視すると、トラブルを招きます。

 

感情を大切にあつかおう

 

誰だって、思い出の品、特に子どもの思い出の品は手放しにくいもの。
ただ手放すかどうか判断するときに、忘れてはいけないのは、だれにとっての思い出の品なのか、という視点です。ほんとは自分が保管しておきたいのに、「あの子にとっての思い出の品だから、保管しておいてあげなくちゃ」と理由をすり替えていませんか?実はこれ、とても簡単に判断できます。お子さんに、保管しておいてほしいかどうか、直接聞いてみればいいのです。「もういらないから捨てていいよ。」案外、そんな返事が返ってくるかもしれません。その一言で、手放すことができるかもしれません。逆に、それでも手放しがたいと思えば、自分の思い出品として保管しておけばいいのです。モノとしっかり向き合って、自分の気持ちや感情を大切にあつかうこと、それが何よりも大切です。

そして、ぜひ自分だけでなく、ご家族の感情も大切にあつかってあげてくださいね。
家族が収集したコレクションの数々、膨大な趣味のグッズなどで手放して欲しいモノがあったとしても、判断をするのは所有者自身なのですから。

 

七五三の着物に発表会のドレス、鎧兜にひな人形を手放す方法

 

 

七五三の着物や発表会のドレスなどは「メルカリ」でもたくさん取引されています。親戚やお友だちで必要としている方がいるなら、譲ってもいいでしょう。とりあえず、クローゼットや押し入れに何年も保管されたままよりも、必要としている方に譲って、つかっていただく方が「モノ」を大切にすることにつながります。もちろん、お子さんが残しておきたいという場合は、大切に保管してあげてくださいね。そして、定期的にお子さんの意思を確認してみてください。案外、しばらくしたら「もう、いらない」って言いだすかもしれません。そうやって、取捨選択する習慣を子どものうちからつけさせるのもいいと思います。

 

それに比べて、鎧兜やひな人形は、手放すのがむずかしいモノといえます。
誰かの気持ちがこもっている人形となると、なかなか譲って欲しいという人は現れません。有名作家がつくった品、リカちゃんやキティちゃんとのコラボひな人形のような希少な品、リヤドロやロイヤルコペンハーゲンなどの陶磁器製の品など、コレクターが欲しがるようなお品の場合は、売りに出せば買い手がつく可能性もあります。しかし、いくら高価なモノでもごく普通の鎧兜やひな人形は簡単には売れません。

 

各自治体のルールに従ってゴミとして処分することも可能ではありますが、手放す決意をしても所有者にとってその思い出の品はプライスレスなもの。ごみとして捨てることに抵抗がある場合は、人形供養をいう方法があります。東京では、明治神宮で毎年10月中旬の日曜日に「人形感謝祭」を開催しているようです。東京以外でも人形供養を受付している神社は全国にあるので、「人形供養 ○○県」などのキーワードで検索してみてください。ほかにも、ひな人形をたくさん集めて一か所に飾るようなイベントをされている自治体があります。そういうところに寄付する、というのもひとつの方法です。

 

ご参考

明治神宮 人形感謝祭
http://ningyou-kanshasai.com/index.html

大本山正暦寺(人形供養)
http://shoryakuji.jp/memorialservice-doll.html

かつうらビッグひな祭り
http://www.katsuura-sanpo.com/facilities/event/post-449/

 

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